アメリカのTVドラマにも登場するメラビアンの法則

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「メラビアンの法則」

1971年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学アルバート・メラビアン名誉教授によって発表されたもの。

コミュニケーションが相手に影響を及ぼす割合は、

  • 言語が7%
  • 聴覚が38%
  • 視覚が55%

としている。

ただし、その科学的な根拠は明確に確立されていない。

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最近、ネット配信のサービスでアメリカのテレビドラマを時間がある時に見ていまして、ある日、非言語のコミュニーケーションにおける法則がチラリと登場しました。

それは、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」です。

このドラマは結構、人気があるらしく、今でもアメリカ本土でシーズン17が放送されているようです。

表題の “メラビアンの法則” が登場したのは、シーズン9のエピソード16「心理作戦」。

ペンタゴン心理作戦部門チーフであるライアン博士(女性)と主人公であるNCISギブス捜査官との会話。

ギブス捜査官は捜査のために、渋々と博士のオフィスに出かけます。

ライアン博士

「知ってた?人のコミュニケーションの85%は言葉を使わない表情や仕草なのよ。」

ギブス捜査官

「?」

ライアン博士

「そして、体の中で一番正直なのは何と “足”。今、貴方の足はドアの方を向いているわ。」

どうやら、このライアン博士はキャリブレーションの才能に長けていて、ギブス捜査官が心の中では “早く帰りたい” と思っているのを見抜いたようです。

ドラマ内で博士は国家機密であった武器を使わずに心理作戦を用いて敵を潰すというプロジェクトに参加していました。

この心理作戦というものが本当にあったのかは不明ですが、アメリカのドラマや映画では何気に本当の事をチラリと流すので、ある部分では本当かも知れません。
(例:ウォーターゲート事件を題材にした「ザ・シークレットマン」等)

あと、これは別のドラマですが、「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 」のシーズン2、エピソード10「テロリストへの尋問」では、今は刑務所に収監されているものの、最近のアメリカ国内で発生した事件に関与していると考えられた重要人物に対してFBIの捜査官がCIAに代わり尋問します。

それまでのCIAによる尋問は、尋問というより拷問みたいだったようで、相手の男も一切、口を割らなかったのに対し、FBIの捜査官は巧みに言語を操りながら、可能な限り相手に話をさせる作戦で挑みます。

実際に尋問を担当するFBI捜査官(プロファイリングの達人)は現地に行く途中で同行する捜査官とチェスをしながらこう言います。

「言葉と体は正直だ」

「チェスで相手の顔や体を観察すれば、作戦や経験が見えてくる。やる気もだ」

「耳を澄ませろ。(相手の)アラビア語の一言一句に耳を澄ませて言外の意味を探ってくれ」

「仕草や表情を見ろ。余裕がある時と緊張している時の違い。その基準が確立すれば彼の心が読める」

そして、実際に尋問を開始すると、別室のテレビモニタで尋問の様子を観察している二人のFBI捜査官は、相手の微妙な変化を捉え、

「相手は “J” を “G” と発音している。彼はエジプトのカイロ出身だ」

「今、言葉のトーンが変わった」

「握り締めた拳を開いた。きっと、緊張が解けたのだ」

「子供時代を話した時と態度が違う」

と逐一、尋問する相手の微妙な変化を実際に尋問をしている捜査官のイヤホン通じてフィードバックしていきます。

この作戦により、アメリカ国内の事件に関係する仕掛けられた罠を見破り、最後には思わず本当の目的である大量虐殺事件に関係するヒントを相手はポロリと口にしてしまいます。

NLPのセッションにおいても、相手からの反応を見る時に、

「何を話しているのか」

ではなく、

「どのように話しているのか」

に注目するように言っている事からも、相手をキャリブレーションする重要性はアメリカでは意外とそれなりに認知されているのではないか?とドラマを見ながら思った次第です。