名詞・形容詞の多用が思考を止めてしまう
例えば、ブログの記事を書くとき、あるいは、何かのパーティーなどに出かけて初めて顔を合わせた時に、
「何を書いていいのか分からない」
「何を話していいのか分からない」
といった場合が見受けられるかと思います。
一例を挙げると、初対面の人と会話をこんなケースでしょうか?
(パーティーで初対面の人と挨拶を交わす)
A 「こんにちわ、初めまして」
B 「こちらこそ、初めまして」
A 「今日は “何で” 来ましたか?」
B 「”電車” で来ました」
A 「なる程。。。」
(気まずい沈黙)
A 「その髪型 “素敵” ですね」
B 「ありがとうございます」
A 「”美容院” に行ったのですか?」
B 「はい、そうです」
(気まずい沈黙)
これは極端な例かもしれませんが、ここにはNLPをご存知の方でしたら、メタモデルの “省略” と “削除” が思いっきり含まれている事に気付くかもしれません。
そこで、上記の会話を少しアレンジしてみます。
A 「こんにちわ、初めまして」
B 「こちらこそ、初めまして」
A 「今日は “どのようにして” この会場に来ましたか?」
B 「はい、近くの地下鉄の駅で降りて、そこからは歩いてきました。それにしても今日は暑いですね」
A 「確かに、貴方のおっしゃる通りかもしれませんね。ところで、今、気付いたのですが、”その髪型は?”」
B 「家の近くの美容院です。このパーティーのために久しぶりにオシャレをしてみようかと思いまして」
と、かなりムリヤリ感があるのも否めませんが最初のケースよりは少しは会話の内容は膨らんだかと思います。
あとは最初の挨拶の時に、”チョッピリ” 自分の自己紹介を兼ねながら、相手の言葉の中に潜んでいる “省略” “削除” されている内容に関する情報を掘り起こして、
「私は貴方に関心を持っているのだ」
という非言語のメッセージを送る事により、相手とのラポールが形成されるのは、催眠療法やNLPを知っていればこそのコミュニケーションのスキルの一つではないでしょうか?
これは私の実体験ですが、これが相手の “ツボ” に嵌ると、それからは自分が気を使わなくても相手が勝手に喋ってくれます。
次はブログ等の自分が考えて文章を記述する場合です。
最近はスマホも普及し、写真のアップロードも容易になったことから、例えば、
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今日は、以前から目を付けていたお店にランチに行きました。
噂通り、とってもオシャレで料理も美味しかったです。
そこで記念にパチリ。。。
(写真掲載)
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本人は本当に感激してその雰囲気を少しでも伝えようと写真付きの記事にした事は理解出来ますが、上の文章には膨大な情報が “省略” “削除” されている事にもう気が付くかと思います。
「そのお店をどうやって知ったのか?」
「お店はどこにあるのか?」
「一人で行ったのか?仲間と行ったのか?」
「仲間だとしたら、プライベートな友達なのか?職場の仲間なのか?」
「”噂通り” の “噂” とは一体、どんな内容なのか?」
そういう事を挙げていけばキリがない位で、それらを言語化というか文章で記述すればアッという間に1000文字程度は軽く超える事も可能でしょう。
「自分(あるいは主人公の相手)が当然だと思っている事は、相手(自分)も知っているとは限らない」
「その “名詞” あるいは “形容詞” を使うに至った具体的な事実は何なのか?」
という事を考えれば、日常のコミュニケーションや記事・レポートの作成も今までよりは楽になるかもしれません。
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