出来事は同じでも人により解釈は異なるという実例
今年(2015年)の始めに、タンブラーという海外のWebサービス(http://www.tumblr.com/)のサイトで話題を集めた一枚の写真。
twitterで瞬く間に拡散したので知っている人もいるかもしれません。
その写真とは、一枚のドレスの写真です。
この写真のドレスの色について、
- 青と黒に見える
- 白と金色に見える
という2つのグループに世界中が分かれました。
私の場合は、どのように見ても「青と黒」にしか見えませんでしたが。。。
そして、この議論に関しては一般のネットユーザーだけではなく、専門家達をも巻き込んだ模様です。
丁度、この時期、アメリカでとある分野の眼科の学会が開催されていたのですが、通常、学会の休憩時間などでは研究に関するポスターセッションや口頭発表について、小グループでディスカッションが行われるのですが、今回の場合は、専門の討論はそっちのけで、この写真が取り沙汰され、自分たちにはどのように見えるか「真剣に」討論されたようです。
専門家の意見としても、正常な視覚を有する人たちで、「このように明確に意見が分かれる画像は見たことがない」「意図的にこれに類する画像を作り出すことは至難の業」ということのようです。
この画像の場合、人の視覚情報(今回の場合は色覚)を処理する細胞、正確には網膜に存在する「錐体細胞」と呼ばれている細胞群が混乱する絶妙な色彩の割合であるとの事。
さて、このドレスは、イギリスの小さなアパレルチェーンがネットで販売しているもののようですが、正解は「青と黒」。
今回の事件?により、サイトでの売り上げは300%超にも達したと責任者は言っているようです。
また、今回の反響を受けて、アパレル会社では「白と金」のドレスを販売すると発表しました。
ただし、「新しいドレスの発売は半年後」ということのようですが、このニュースは今年の初めのものなので、今日現在、もうすでに販売がされているかもしれません。
そして、気になるお値段ですが、「青と黒」のドレスの場合、一着50ポンドということです。
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