NLP:NLPのスキルを利用してブログ記事を書く

「メタモデルを活用して、記事の内容をふくらませる」

NLPというと心理療法とか、コーチングへの応用が思いつきますが、今回は、自分自身への活用して、ブログ等の文字情報への活用を考えてみたいと思います。

NLPのスキルの一つとして、メタモデルというものがありますが、ヒトが一次体験に対する言語処理を行う際には、

  • 省略
  • 削除
  • 歪曲

という処理が脳の中に行われるとしています。

例えば、ある人の「今日は、この会場までどうやって来ましたか?」という質問に対して、大抵の場合、「電車で来ました」「車で来ました」「歩いて来ました」と答えて、大概の場合はそれで十分に事足りるでしょう。

ここで、この答えに対してメタモデルの考え方を適用します。

この、「電車で来ました」という、たった一言の答えの中には、様々な体験した事実についての「省略」もしくは「削除」がなされています。

もし、正確にこの「電車で来た」という一次体験を再構成すると、例えば。。。

 下駄箱から、今日履く靴を取り出す

 ↓

 その靴を履く

 ↓

 玄関の扉を開ける

 ↓

 玄関の扉を閉める

 ↓

 カギをかける

 ↓

 家を出る

 ↓

 最寄の駅まで歩いていく

 ↓

 駅に到着する

 ↓

 路線図を見て、電車のルートと電車賃を確認する

 ↓

 発券機の前に立ち、硬貨を入れ、切符を買う

等、思い出す限りの内容の体験を正確に述べようとすると、きっと膨大な内容になるでしょう。

これを、「今日は、この会場までどうやって来ましたか?」の質問に、対する答えに適用すると、相手からは「くどい」「長ったらしい」などのクレームが出る可能性が高いことは想像に難くありません。

私たちが日常会話で言葉を用いる場合、適度に「省略」や「削除」を行っており、そのことにより、むしろ、会話がスムースになります。

メタモデルを心理療法に適用する場合は、クライアントの話す内容に対して、適切な「質問」により、ある出来事の一次体験の具体的な内容を思い出してもらい、その出来事に対する解釈を再構成(リフレーム)するケースが考えられます。

これを、「ブログの記事を書く」という、より日常的な行為にも応用するとしたらどうなるか?

例えば、自分としては「今日は何事もない、暇な一日であった」という、たった一行の内容を書いて、行き詰ってしまったとします。

そして、そんな時に、自分自身に対して質問をしてみます。

朝、起きてから今までの自分の行動を一時間ごとに思い出してみてください。

例えば、、、

  • 朝食には何を食べたか?
  • その朝食は今までの朝食と比べて味はどうだったか?
  • 今日一日の自分の行動を思い返して、何か気付いた点、昨日と異なった点は何か?

といった具合に、自分の行動を逐一思い出して文章にしていくと、多分膨大な文章になることでしょう。

「今日は何も書くことがない」ということは無い筈だと考えられます。

ある意味、これを分かりやすい形で応用したのが、組織活性化の手法の一つとして知られている、「グッド・アンド・ニュー(Good and New)」であるといえるかもしれません。

あるいは、認知言語学の立場で考えた場合、「電車で来ました」という、たった一言で事足りるのは、私たちがそれに付随する内容を経験を通じて、知識(フレーム)として持っているため、一部を言語化すれば、他の段階は推測可能であるからだとされます。

より、一般化すれば、私たちが日常の会話をする場合、経験を通じて容易に推測できる内容は、言語化せずに、あえて「省略」「削除」をして、それで済ませるのが普通だとも言えます。

[title01]
[title02]
[body]
[channel]