催眠で偽札発見
「催眠(無意識のトレーニング)はヒトの五感・直感を鋭敏にする?」
これはかなり前の私個人の体験談です。
その頃は、NLPの存在は知らず、もっぱら古典催眠を中心に活動していました。
ある日、東京の神楽坂にある施設で、少人数の非常にこじんまりとした催眠療法のワークショップを終えて、夕方には帰路につきました。
ちょっと中途半端な時間でしたが、久しぶりに東京に出てきたこともあり、夕飯は神楽坂の松屋、食後のコーヒーはベローチェで、という算段にした次第です。
そして、先ずは、松屋に入り、食券を買おうと財布から、一枚の千円札を出そうと掴んだ瞬間、違和感を感じました。
「何か、このお札はおかしい」
手に千円札を掴んだ瞬間の、触覚によるコンマ数秒以下の瞬時の直感です。
何がどのようにおかしいのかは、当然のことながら言語化はできません。
そして、その千円札を食券の販売機に入れると、何度やっても受け付けてくれません。
「やっぱり、おかしい」
この時には、仕方がないので、別の千円札で食券を買ったのですが、帰りの切符を買う時に、最寄り駅である飯田橋駅の自動販売機にさっきの千円札を入れても、戻ってきてしまいます。
当然、複数の券売機で確認をしました。
この時、再び直感がささやき、初めて確信しました。
「この千円札は偽札だ」
この日は日曜日だったので、早速、週明けの月曜日に近くの銀行へ。。。
「このお札が偽札かどうか調べて下さい」なんていう一般人の問い合わせなど、ほとんどないでしょうから、実際に銀行に出向いてお願いする時は、かなりドキドキしたのは正直なところです。
対応してくれた女性店員は、私の話を聞くと、そのお札を持って、奥に鎮座していた管理職の男性のもとへ。。。
私と女性店員、管理職男性の3人でいろいろ、その千円札を調べていると、女性行員が
「アッッッ!!、このお札、透かしがない!!」
と発見。
確かに、光にかざしてみると透かしがありません。
その後は、その管理職の男性(実際は支店長さんでした)と一緒に、近くの交番へ。。。
私は、基本的にはバリバリの理系人間ですが、この体験を通して、五感もしくは、NLP的にはVAKを通じた言語化できない直感・瞬時の判断というものは、場合により信頼するに値するものだ、と実感した次第です。
さて、その後の後日談ですが、その千円札は警察で没収で保障はしてくれませんでした。
そして、この問題の千円札は、実は、御徒町の今は潰れてしまた金券ショップで換金したお札の一枚でしたが、その他の札は幸運にも偽札ではありませんでした。
見方を変えると、日本国内の一般人が「ホンモノの偽札」を実際に目にする機会なんて天文学的な確率といってよいでしょうから、今回の事件を通して、私は非常に貴重な経験を得ることができた、とリフレームすることができます。
実際、銀行で応対してくれた方も、「生まれて初めて偽札を見た」と言ったことは今でも憶えています。
毎日、ジャブジャブとお金を扱っている本職の人でさえもです。
あるいは、NLP的には「御徒町の金券ショップなんていう怪しい場所で換金したお金には気をつけろ」という新しいビリーフを得たことになるでしょう。
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