脳は人生の全てを記憶している
爆笑ものの外国人による日本語学習のエピソード漫画である「日本人の知らない日本語」シリーズの第二巻。
作者は全く意図せず描いたのでしょうが、別の意味で興味深かったのでとっておいておきました。
よく、エッセイや小説などで、「脳のありがたい性質の1つが、”忘れる” ということだ」というくだりがありますが、どうやら、脳は人生に起きたすべての事を記憶しているようです。
今回のBBさんの場合、とある光景がトリガーとなって、大昔の忘れていたはずの記憶を取り戻します。
詳しくは、下記の漫画を参考していただくとして、最後のオチにもありますが、いい歳をした大人が、車をさして「あ、ブーブーだ」、犬をさして「あ、ワンワン」といった光景を目にしたら、事情の知らない人はチョット引いてしまうでしょう。
「日本人の知らない日本語2」蛇蔵・草野凪子 著・出版 メディアファクトリー
P151より引用
あと、興味深いのは、「痛いの痛いの飛んでけ~」のくだりです。
今時のお母さんは言うかどうかは分かりませんが、これは、心理学的には、明らかに「暗示」ですね。
この言葉を繰り返し子供に伝えることにより、大概の場合、子供は泣き止むことを知っている人も多いかもしれません。
子供にとって、親は、(子供の一生を決めるほどの)偉大な催眠術師である、と言われる一例かもしれません。
余談ですが、この漫画を読むまで、「痛いの痛いの飛んでけ~」の後に、「ママのところに飛んで来い~」が続くことは今の今まで知りませんでした。
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