プロ・アスリートのゾーンあるいはフロー状態

プロ・アスリートで時々話題になる「ゾーン」あるいは「フロー」の状態とは一体、どういう状態なのでしょうか?

いくつか資料を調べてみると、やはり、心理面での要素が大きいとされるゴルフでの例が目に付きます。

ある資料によれば「ゾーン(ZONE)」とは、究極の精神集中状態のことを指し、目的への意識が高まり、集中力が極限状態になると、自分が取るべき最良の方法が本能的に知覚されると述べています。

ゴルフの世界では、このゾーン状態に入れるかどうかで、トッププロになれるかどうか決まるとさえ言われています。

1983年の全米オープン最終日に、17番ホールで20mのパットを沈めたラリー・ネルソンは、「ゾーンに入れない人間はメジャーでは勝てない」と述べています。

ラリーにとってこのパットは、どうしても入れないと優勝が出来ない、という命運のかかったものでしたが、彼に言わせると、ゾーンに入った途端、彼の周りの音は全て消え、このパットは必ず入ると確信したそうです。

ゾーン状態に入ると、上のような現象だけにとどまらず、五感が研ぎ澄まされ、カップまでのパッティングのラインがグリーン上に見えたり、ボールがカップに吸い込まれていく映像が見えてきたり、と全てのことがクリアになると言われています。

ゴルフは個人プレーのスポーツですが、他のスポーツ、例えば、バスケットボールのマイケル・ジョーダンがプレイオフの試合終了間際に信じられないようなスーパーショットを決めたり、NFLのジョー・モンタナがスーパーボウルで奇跡的なタッチダウンパスを決めたり、といったプレーも、いずれもゾーンのなせる業でしょう。

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