バタフライハグのやり方・方法
バタフライハグはEMDRの研究から派生した方法のようで、その簡便さから子供に対して非常に有効であるとされています。
その手法の開発は、Lucina Artigans, M.A.,M.T.とIgnacio Jarero,Ed.D.,Ph.D.,M.T.らにより行われ、1998年のメキシコ大地震において、実践されてのが最初のようです。
バタフライハグのやり方や作用機構については、そんなに詳細なことに拘らなくても
- 大災害や戦場などの現場においては、セラピストが一人一人に十分な手間をさける余裕などないこと
- (言語が異なる)子供でも誰でも理解でき、自分で出来るようになること
などから、非常にシンプルでかつ、効果が得られるようです。
動画の女性は、イギリスのマンチェスターでセラピストをやっているようで、この動画は宣伝のためと思われます。
ホームページは、
http://www.mcrhypnotherapy.com/
(英語オンリーのサイトです。)
バタフライハグは、上記の動画の中で述べられているように、
- トラウマ(Trauma)
- 不安症(Anxiety)
- 悲痛感(Grief)
- 憂鬱感(Depression)
等の解消に効果があるとされています。
実際のやり方は、上記動画の2:40あたりから見られるように、
- 解消したいネガティブな状況に意識をフォーカスしながら
- 約20秒間、自分の肩を交互にリズミカルにたたく。
肩を叩くのは、あくまでも「左右の肩を交互に」というのがキモ。
同時には叩かない - 20秒後、深呼吸の後、自分の感情がどのように変化したか自己観察する。
といった行為を繰り返します。
説明しているセラピストの表現では、バタフライハグは、”信じられないくらい(incredibly)”の効果があるようです。
また、バタフライハグの方法には、肩を叩く方法の発展型として、両手を親指の部分で交差させ、胸の上の部分を叩く手法もあります。
(上記動画の 3:45 あたりから)
この叩く部分には、ネガティブな感情をコントロールする、東洋医学でいうところの「ツボ」のようなものが集まっている、とのことのようです。
ただし、子供には、上記の肩を叩く方法が効果的であるとセラピストは述べています。
また、セラピストには子供がいるらしく、息子に対しては、自分の膝を叩くといった方法を試みたようです。
バタフライハグの作用機作は今のところ正確に解明はされていませんが、体の左右の部分を交互に刺激することにより、その刺激が最終的には、左右の大脳半球(いわゆる右脳・左脳)に伝わり、トラウマ等の記憶の再構築に至ると考えられているようです。
話は飛びますが、以前、EMDRのやり方の動画を紹介しましたが、そこに登場している女性は、やはりイギリスのロンドンでセラピストをやっており、やはり自分のホームページを持って宣伝しています。
こちらも英語オンリーのホームページです。
この方の場合は、催眠療法・NLP・コーチング等を行っており、心理療法の他に、アルコール依存症・禁煙から、はたまた、アレルギー治療・爪を噛む等の悪癖の解消まで手広く対応しているようです。
アレルギーも心理療法で治るのでしょうか?
イギリスでは、こういった個人のセラピストが自宅のようなところで開業して、心理療法を行っているのは一般的なのでしょうか?
気になるお値段は、一時間あたり125ポンドと、日本国内のセラピストと大体同じくらいでしょうか。。。
日本国内においては医師法の関係から、治療行為を行えるのは医師免許を有する者だけであり、それ以外の人が治療行為を行うのは法律違反となりますが、イギリスではこうやっておおっぴらに宣伝しているところを見ると、医師の免許を持たない、心理学のセラピストもOKのようです。
[title01]
[title02]
[body]
[channel]