脳は快楽を求め、苦痛を避ける
ここに、バスケットのシュートの練習を始めようとしている一人の少年がいたとします。
シュートの練習を開始した当初は、シュートが入る確率よりも、外れる確率の方が圧倒的に高いでしょう。
「脳は繰り返し起きる体験を記憶し、習慣化する」という原則を考えると、少年の放つシュートが失敗する確率は、練習を重ねるごとに、ますます高くなり、最後には、シュートは全く入らなくなる筈です。
でも、実際はその逆で、少年のシュートは、回数を重ねるごとにゴールに入る確率の方がドンドン高くなるでしょう。
何故でしょうか?
そう、この少年の脳にとっては、シュートが外れることは「苦痛」であり、シュートが成功することは「快」であることから、脳は、この快となる行動を選択し、この結果が得られるよう、肉体に指示するのです。
また、少年の「シュートを成功させたい」という意気込み、あるいは、熱意は強烈な感情です。
そして、強い感情と結びついた目的は優勢となって、脳はこちらの命令を実行しようと努めます。そして、肉体はシュートが成功した体験をコピー・保存して、失敗の方を忘れます。
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