映画の名セリフとNLP
私個人は、新聞を取っていないので知らなかったのですが、かなり前の事になりますが、実家に帰った時に、新聞のテレビ欄を見てみたら、その日の夜に「ターミネーター3」をやることを偶然知りました。
劇場でも、レンタルビデオでも、これは見なかったので、「これは、是非とも見なくてはっっ!!」となった次第です。
詳しい内容は端折りますが、武器を隠してあった、墓地での戦闘時に、ターミネーターであるアーノルド・シュワルツネッガーが、人類軍の未来のリーダーに対して
「怒りは、絶望を消すことができる」
と言う1シーンがありましたが、これはナカナカ名言だナ~、と思った次第です。
もし、周りの人で、絶望に打ちひしがれている人がいたら、わざと怒らせるのも一法ではないかと思った次第です。
ところで、これを書いてて、思い出したのですが、昔「心に残る映画の名言集」というのを調べた事があったのですが、とあるWebサイトでまとめていた中での一位は、やはり、「ターミネーター1」の
「I’ll be back」
でした。
この時は、NLPの存在すら知らなかったので、単なる「フ~ン」でスルーしたのですが、NLPを使い始めるようになってから、(これは、私個人の邪推ですが)この台詞を考えた人は、NLPのミルトン・モデルを知っていたのでは?と考えた次第です。
その邪推の根拠ですが。。。
- “I’ll be back”というフレーズは、字幕では「また戻ってくる」と訳されていますが、米国の俗語として、「back」には、「力になってくれる人、協力者、助っ人」という意味を持っている。
実際、ターミネーター2では、シュワルツネッガーは、主人公を守護するマシンとして登場する。
また、「will」という助動詞は、未来形を表すと同時に、強い意思を表す助動詞の意味を持つ。(「○○するぞ!!」とか)
(「二重の意味」)
- “I’ll be back”という文章自体が、短い文章で、具体的な内容を記述しておらず、非常に曖昧な内容のフレーズとなっている。(「不特定の動詞・名詞」)
- これは映画です。そして、主役のシュワルツネッガーがこの台詞を言うことにより、単なる映画のセリフとして以外に、「続編がアルヨ」というメッセージを観客の無意識に伝えている。(「メタファー」)
昔、どこかのブログの記事で、これまた大ヒットした映画「マトリックス」にも、NLPを知っているとしか思えないような台詞がちりばめられている、という記述がありました。
アメリカのエンターテイメント映画は、きちんと心理学的な効果を考えて(埋め込んで)いるんでしょう。
逆にいうと、だから、理屈ぬきに面白くて楽しめるのではないかと考えています。
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