Good and New(グッド&ニュー)実例
Good and New は過去にお話したように、自分の周りの出来事を、ある意味リフレームして捉えることになります。
そして、それを習慣化する必要が出てきます。
講習会やセミナーなどでグッド&ニューを経験する時には、
- 全員初対面
- それ専用の時間が設けられている
等で、比較的簡単に自分の職場でも実施出来そうなきがします。
しかしながら、実際に職場に戻り、Good and New を取り入れようとすると、
- みんなの前で話すのは苦手な人がいる
- 職場の人数が多いと、全員に実施すると時間がかかり、本業の開始時間が遅れ、業務を圧迫する
等の障害が出てくるかもしれません。
そんな時の用に、グッド アンド ニュー 実施の実例です。
それは、私が会社に勤務していた時の職場の例です。
私が所属していた職場は、全員内勤で、古式ゆかしく毎朝「朝礼」なるものがありました。
そんなある日、その職場で一番エライ人(課長)のキックオフ宣言。
今までは、課長直下の2番目にエライ人たち(複数)が持ち回りで朝礼の司会を担当していたのですが、キックオフ以降、職場全員(ヒラから肩書きのある人まで)が持ち回りで朝礼の進行役をしなければならないことになった次第です。
業務命令なので、口下手な人でも、朝礼の進行役として職場全員の前で話さなければなりません。
そして、その朝礼のプログラムの1つとして、通常の業務連絡の他に、「今朝の一言」という項目が加わりました。
内容は、Good and New の内容そのままです。
ただ、2点ばかり異なることがありまして、
- 仕事や会社関連について話すのは禁止 → 自然、話す内容は自分のプライベートに関するものとなる
- 標準的なグッド アンド ニュー は全員が話すが、「今朝の一言」は朝礼時のみ、一人/一日
これには、面白いオマケがありまして、進行役は既に書いたように、全員の持ち回りなので、順番も決まっているのですが、当日の進行役が急に休んだ場合、次の人が自動的に進行役と今朝の一言を担当することになります。
従って、人によっては、次の人(明日担当)が休んだ場合用に、ネタを考える人もいましたし、勤務時間中は仕事に厳しく、怒鳴ることさえある部署のナンバー2が、この「今朝の一言」の時は笑顔で話したりと、その人の窺い知れない側面が垣間見え、興味深いです。
今度、グッド アンド ニュー に参加した時に、話している相手をよく観察してみると、大概の場合、表情が笑顔になっているのに気付くかもしれません。
Good and New は、物事を違った視線で捉えることを脳みそに刷り込ませることが目的なので、いかに、日常の業務の中で習慣化させるかがポイントではないかと考えています。
例えば、今回の「今朝の一言」も時間にすれば、通常の朝礼に、ほんのプラス数分です。
また、面白い現象として、この変形 Good and New は、私が所属していた部署独自で行っていたのですが、噂を聞きつけた他の部署の管理職も取り入れ、実際に定着させた部署もいくつかありました。
実際に Good and New を導入した効果というものは、体験型のものであり、言葉や文章で説明することは不可能です。
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