タイガー・ウッズのメンタル・トレーニング (3)

近くの図書館で、プロ・ゴルファーで有名なタイガー・ウッズの本を借りて読んでみたら、興味あることが、イロイロ紹介されていました。

ゴルフの本であるにも関わらず、心理学的にも興味ある記述も多々あり、私的には非常に面白い書籍です。

この本を読んでみると、タイガー・ウッズの驚異的な才能は、表舞台には出てこない、様々な、そして優れた「先生」の手ほどきのもとで開花したことが分かります。

ブレンザ医師の催眠療法を受けたタイガーは、実際の試合でその効果を発揮することになります。

グリーン上にはブレンザ医師は同行できませんから、タイガーは、グリーン上で「ゾーン」に入るための、キーワード・フレーズ・番号・身体の動きやイメージ等の「コード」を教わります。

著名なティーチング・プロで、515ヤードという世界最長ドライバー・ショットの記録(ギネス・ブック)を持つマイク・オースチンは、タイガーがある「コード」を使っていると信じています。

また、「催眠療法を学び、ゴルファーにも催眠療法を施したことのある私に言わせれば、タイガーは催眠状態に入るための”コード”を使って、自分で”ゾーン”状態の中に入りプレーしていることが見ているだけで分かる」と証言しています。

ただ、その「コード」の内容については、同書の著者は明らかに出来なかったと言っていますが、(古典)催眠療法あるいはNLPの経験がある方ならば、比較的楽に想像がつくのではないかと思います。

このように、催眠によってゾーンに入った時の状態をタイガー自身はこう語っています。

「トーナメントのラウンド中は一緒にプレーしている選手とは殆ど会話を交わさない。それは、”今、自分のすべきこと”をこなすのに忙しすぎて、自分の世界に入り込んでしまっているからね」

調査を進めると、上述のマイク・オースチン、あるいはレイ・オークス、そしてゴルフ・マガジン社が選ぶ全米トップ100レッスンプロの殆どが、何らかしらの形でセラピーの経験があったようです。

しかし、今回のブレンザ医師のように、著者の執拗な取材で明らかになったように、催眠療法を受けたゴルファー達が世間であらぬ誤解を受ける恐れがあったので、こういったセラピーについては硬く口をとざしていのにすぎないのでしょう。

著者によれば、あの偉大なボクサー、モハメド・アリが催眠療法を受けていたことをが一般に知られていないのも、同様な理由からだそうです。


【BGMに使えるピアノ曲・今週の一曲】

蛍の光/日本の歌(原曲はスコットランド民謡) (ピアノ solo)

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