NLP:メタモデル的な視点で雑誌記事等を読む
私もいい大人なんで、結構、ビジネス関連の書籍やオンラインの記事は目を通しています。
そんなある日、とある記事を読んで爆笑してしまいました。
内容はいたって真面目な内容です。
「若者にワークライフバランスなんていらない」
→ http://toyokeizai.net/articles/-/12808?page=5
内容の是非はここでは、脇においておくとして。
よく記事を見てみると、「抽象的な名詞」のオンパレードです。
意識せずに読むと、「フ~ン」「なるほどね~」といったところでしょうが、NLPのスキルの1つである、メタモデル的な視点で読むと、正直、私には何を言っているのか、あるいは、何を言いたいのかサッパリ分かりません。
もしかしたら、この記事を書いている記者、あるいは、対談者も何を言いたいのか、自分でも明確ではないかもしれません。
マニアックな私としては、この場にいたら、メタモデル的な「質問」で、ツッコミたいところです。
例えば、「グローバルエリートって具体的にはどんな人たちなのですか?」
(あとは、・・・で、結局どうしたいの?。・・・で、一言で言うと?)
あるいは、ここ数年、多くの媒体で用いられている、「グローバル」「グローバリゼーション」「グローバル化」という名詞は、具体的には、どういった「行動」「行為」を示すのでしょうか?
これは、私自身が心がけていることですが、こういった記事を読む時には、
・客観的な(もしくは、とされている)「事実」
と
・その人の、事実に対する「解釈」
を意識するようにしています。
逆に、こういった「抽象名詞」を多用するのが、NLPのミルトン・モデル or エリクソン催眠にあたるかもしれません。
また、ありがちなパターンとして、歴史上の偉人の言葉を引き出し、「あの有名な○○が・・・と言っているから、・・・だ」というのも要注意でしょう。
(等価の複合概念。それは本当に因果関係があるのか?)
これも一種のエリクソン催眠といえるかもしれません。
「あの有名な○○が・・・と言った」という「事実」
と
「・・・だ(である)」という伝えたい内容
を、「・・・だから~」等の順接の接続詞で述べています。
エリクソン催眠は難しいと言われていますが、私たちが日常行うコミュニケーションの中に、意外と顔を出しているかもしれません。
そして、こういった表現をしょっちゅう聞いたり読んだりする度に、いい大人になってからも、自分自身に対する制限を溜め込んでしまう、とも考えられます。
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