たったの一週間で天才ピアニストになる
「無意識の学習」
英国の心理マジシャンに、Derren Brownという方がいます。
彼のマジックは通常のトランプを使った、「タネもシカケもある」カードマジックは勿論こなせるのに加えて、NLPや催眠のスキルを用いた、「タネもシカケもない」人間の心理の盲点をついた、ちょっとビックリするようなマジックを披露してくれます。
もともと私が彼に興味を持ったのは、以前、どこかでお話したかもしれませんが、イギリスのTV生放送で自らの命を賭するゲームで有名な「ロシアンルーレット」を自ら実演し、その強力なカリブレーション能力で、拳銃の入れられた一発の実弾を見事に当てる、という内容の動画を見たからです。
別に血が飛び交うような悲惨な場面は全く登場せず、淡々と進行していきますが、心臓の弱い方は見ない方がよいかもしれません。
また、会話は全て英語ですが、動画を見るだけで十分楽しめますし、由緒正しい?ブリテッシュ・イングリッシュなので、いくつかの会話は聞き取れるかもしれません。
「Derren Brown – Russian Roulette」
Derren Brown氏の心理マジックは数多くUPされており、その中で特に私の興味を引いたのは、「Piano Girl」という動画です。
あらすじは、ピアノ初心者である一人の少女(ブラウン氏の「あなたのピアノのレベルは?」の問いに、少女は「Basic」と答えています)が、たった一週間後に、(地元では有名らしい)立派なコンサート会場で自分の演奏を披露し、聴衆の喝采&高評価を得る、といった内容です。
副題は、「subconcious teaching」。(←”subconcious”の綴りが間違っていますネ)
「無意識の学習」といったところでしょうか?
第一部 → http://youtu.be/yAA92_u6XgM
第二部 → http://youtu.be/wlp6jIR0x14
ここで、長々とお話するよりも、動画を見た方が圧倒的に情報量が多いので、詳しい説明は省くとして、私自身としては、演奏のある部分では少女の手が、ガチガチに強張っているので、本当にピアノの初心者であろうと考えています。
ただ、途中には、かなりアヤシイというかウサン臭い場面もありますが。。。
このレッスンで特徴的なのは、一週間という限られた時間の中で、ピアノに向かってガムシャラに練習するのではなく、ピアノに向かうのはホンノ少しだけ、演奏曲も部分的に聴くだけ、あとは、ひたすら、(内容は不明ですが)テープを聴いてのイメージ・トレーニングです。
練習にあたり、ブラウン氏は少女に対して
・自分は何でも出来るのだというポジティブな信念をインプリントする
・「ピアノ」あるいは「ピアノを弾く」という事象は忘れるよう指示
などといったことを行っています。
そして、コンサートの結果というと、見ての通りです。
私は、この動画を見てから、「これは凄い。私もNLPのスキルを使って、超速でピアノが弾けるようになりたい!!」ということで、早速、面識のある、NLP関連の資格をイロイロ持っている、とあるビジネス・コンサルタントに話を聞
きにいったのですが。。。
その答えは、「サブモダリティを応用しているんじゃないですかァ~」。
高いコンサル料をドブに捨てたようなものです(泣)。
世の中、NLP関連のセミナーが氾濫していますが、NLPのスキルを「知っている」のと、実生活で「使いこなせる」のとは別次元の事であると実感した出来事でした。
ダレン・ブラウン氏の動画は、その他にもイロイロとUPされているので、これからも機会があれば、紹介したいと思います。
例えば、他には、とある棺桶屋に、ブラウン氏がインタビューしながら、いろいろな人の写真を見せて、2つのグループに分けさせます。
この作業が終了した後、写真の裏側を見せると、1つのグループは全員「死亡」、もう一方のグループは全員「存命」と書かれている、といった動画もありました。
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