一夜漬けの効果
学生の頃、試験の前日までに遊び呆けて、その夜に徹夜に近い形で、ぶっ続けで勉強して、翌日の試験に臨む、といった経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
さて、この「一夜漬け」の効果はいか程のものか?
結果としては、ある程度は効果はあるかもしれませんが、一夜漬けで詰め込んだ情報が100%試験の時に活用される事はないようです。
心理学者の間では、一世紀以上も前から知っているらしいのですが、脳は訓練の間に学習した内容を整理する機会があると、イロイロな種類の情報をより長く保っていることが出来るとの事。
そして、その整理する時間として最も有効なのは、「睡眠」。
とある実験で、同じ時間、同じ内容を学習し、その結果をテストで判定するのですが、一方のグループはぶっ続けで勉強、そして、もう一方のグループは、勉強の合間に「昼寝」をしたそうです。
そして、試験の結果を比較したところ、昼寝をしたグループの方が成績が良かった、という結果が得られました。
この実験は、人間の記憶に関する書籍に記載されている有名な実験らしいです。
これは、このように、学習の合間に適度な「休み」を設けると学習効率が上がる(研究によっては2倍以上)という効果は、学校の勉強に限らず、
- 年齢や能力に関係ない
- すべての学習に有効
- 学習内容や教育方法は問わない
だそうです。
これを書いてて、フト思い出したのですか、例えば、ピアノや(スポーツの)テニスなどを習っていて、当日は上手くいかなかったものが、一晩寝て、次の日にやってみると、何となく少し上手くなっている気がしたり、先生から実際に上手くなったと褒められた経験はありませんか?
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