「雨の日は憂鬱だ」には科学的根拠があるか?
よく、「朝起きたら、雨が降っているのを見て、憂鬱な気分になった。」という表現がありますが、これには、一部には科学的根拠があるのかも知れません。
先日、『「まじめ」をやめれば病気にならない』(安保徹 著:PHP文庫)が近くのブックオフに105円で売っているのを見て、思わず買ってしまった中に、それと関係する記述がありました。
著者は、マニアックな人なら知っている、癌の免疫療法、及びヒトの免疫における「安保・福田理論」の提唱者です。
本の記述には、福田医師が安保教授のところを訪れ、「晴れた日(つまりは高気圧の日)は、なぜか虫垂炎の患者さんが増えている。もしかしたら気圧と何らかしらの関係があるのではないか」と相談を持ちかけたことに始まります。
安保教授はその話を聞いて、晴れた日と雨の日とでは、自律神経の影響で、人体内の白血球の分布が変わり、それにより、病気の症状も変わるのではないか?、とピンときたそうです。
そこで、実際に、天気(すなわち気圧)と白血球の関係を調べることになりました。
そこから分かったことは、やはり予想の通りで、気圧と人の体の状態とは、密接な関係があることが分かったようです。
簡単に言うと。。。
- 雨の日
- 気圧が低い日(低気圧)
- 空気の量が少ない
- 副交感神経の活動が優位になる
- 脈拍が少なくなり、呼吸数も減る
- そのような体の状態を感情は「憂鬱」と解釈する
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逆に、快晴の日(高気圧の日)は交感神経の活動が優位になり、体の状態は活発になり、活動的になる、といった具合だそうです。
それが、人によっては虫垂炎という形で現れる、という因果関係があると考えられると言っています。
因みに、「虫垂炎」とは、俗語では「盲腸」と呼ばれていて、子供の頃の記憶では、ある程度の年齢になれば患うことがない、といった覚えがあります。
私の子供の頃といったら、相当昔の話で、その頃は手術の跡が残り、ビキニを着る女性は、手術ではなく、何とか、薬でおさめようといった傾向がありました。
今では、技術も発達し、手術の跡は殆ど分からない、といったレベルに達していると聞いています。
因みに、私は盲腸は切っていません。。。
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