オバマ大統領が使ったNLPテク (3)
オバマ大統領のスピーチの秘密を解説したレポート
「An Examination of Obama’s Use of Hidden Hypnosis Technichs in His Speech」
の解説の続き。
オバマ氏の本来の人間的な魅力というものは、ほんの僅かなもので、その他の、人を惹きつける魅力は、ある意味、トレーニングを積んだ結果であり、心理学的なスキルを使うことにより、相手の心理を「操作(manipulation)」するものである。
(このレポートの著者は、オバマ大統領に対して、非常に批判的な立場をとっている)
人々が、オバマ氏によせる信頼感というものは、理性的、あるいは、論理的に判断したものではなく、オバマ氏が、人々の無意識に直接、自分を信頼するよう、あるいは投票するように、というメッセージを送った結果である。
一見すると、まるで魔法をかけられたような感じであるが、オバマ氏は
- ハンド・ジェスチャー
- 話す時の、一定のリズム
- 不自然なほど、遅い、話す時のテンポ
などを、いろいろな方法を駆使して、人々の無意識に直接「コマンドを送っている」。
オバマ氏は、言語というものは、普通の人々が認識する以上に、ヒトの無意識領域に影響を及ぼすくらいにパワフルである事を知っているのだ。
そして、実際に、人々の無意識に「感情」や「情熱」というものを意図的に植えつけている。
逆に、オバマ氏の演説を聴いた人達は、自分の中に起こった感情の高まりを、(オバマ氏の意図には気が付かずに)自分自身で起こしていると判断してしまう。
よく見てみれば、オバマ氏は、ウサン臭い仲間がいる、孤独な人物のように見える。(←著者による記述)
しかしながら、実際は、それとは正反対に、多くの人達が彼に誠実さを感じ、それは、自分自身の判断によるものだと信じている。
本当は、オバマ氏の心理的な操作と気付かずに。
ここで解説する、オバマ氏のテクニックは、多くの広告に見られるような、サブリミナル的なものは取り上げない。
オバマ氏のテクニックは、ある種、芸術的な面を持っている一方、大衆の無意識に影響を及ぼすことが出来る、心理学の分野の最先端のスキルを複雑に組み合わせたものである。
これらの多岐にわたるスキルの目的は1つ。
「催眠を使って、人為的に、多くの人々に対して、自分(オバマ氏)を支持するように誘導すること」
結局のところ、オバマ氏が行ったことは、大衆の目の前に立ち、懐中時計をブラブラさせて、「あなた達はだんだん眠くなり、トランス状態へと入っていきます。。。」と同じことである。
ただ、オバマ氏がその演説で、ウサン臭さもなく、あるいは、いかにも、これは催眠ですよ、という印象を与えなかったのは、自然な形の演説の中に、無意識のレベルを操作するための巧妙なコマンド(命令)が埋め込まれていたことによります。
以上のような理由で、今まで、我々は、オバマ氏に巧妙に「騙された」事に気づかなかったのです。
しかし、このレポートにより、以上の事象を解説していきます。
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