ペシミストからオプティミストへの変身

ポジティブ心理学の開発者である、マーティン・セリグマン博士は、著書「オプティミストはなぜ成功するのか」の中で、悲観主義から楽観主義へと思考の変化を遂げる方法として、いくつかの方法を提示しています。

  • ABC理論
    心理学者として著名なアルバート・エリスにより提唱された概念。

    • A:Activating event(出来事)
    • B:Belief(信念、固定観念)
    • C:Consequence(結果)

    人間というものは、「出来事」に対して、直接的に「結果」や「判断」を下すと思われがちだが、中間に、その人の持つ「信念・価値観」というフィルターを通じているというモノ。
    従って、人の悩みや問題というものは、それに対する受け取り方により生じるものであるので、その出来事に対する見方・受け取り方を変えれば、悩みや問題は生じなくなる。

    内容としては、NLPのリフレーミングやビリーフ・チェンジと同様。

    この概念は、NLPが開発される前の1955年頃に考え出された。

  • 自分と議論する

    悩みや問題が起こった時、そのような結果に至った過程について、会議で議論するように、自分に対して検証を行う。

    • 証拠はあるのか?
    • 別の考え方は出来るか?
    • 思い込みが本当だった場合、それはどんな意味を持つか?
    • その考え方は有効か?

    本書では、自分に対する議論と銘打っているが、カウンセリングやコーチングの時のクライアントに対する質問としても使えると思います。

以上のように、いろいろな心理学を読んでみると、NLPがそれらの中から、実際の現場で使えるスキルとしてまとめ上げた代物だという見方も出来るんじゃないでしょうか?

また、他の心理学の本を見なければ、アルバート・エリスという心理学者がいて、「20世紀に最も影響の大きかった心理療法家」という調査でカール・ロジャーズに次いで、堂々2位に選ばれ、論理療法の創始者でもある事は、「私は」知ることがなかったでしょう。

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