幸福に飽きる時
「ヘドニック・トレッドミル現象」
ポジティブ心理学で特徴的だと思われるのが、従来は、心理学というと、心が病んだ状態の研究が主であったのが、人はどのような時に幸福感を感じるのか?、あるいは、幸福感を感じる方法はどういったものがあるか?という点にフォーカスしていることでしょう。
ただし、この「幸福」というものを科学的見地から扱おうとすることから、現段階でもナカナカ難儀しているようで。
私も含めて、多くの人は、「年末ジャンボ宝くじの一等賞」が当たれば、人生最大の幸福だと思いがちですが、どうも違うようです。
実際、このような「幸運」に巡りあった人にインタビューしてみると、最初のうちは幸せそのものの状態ですが、時間が経過するにつれ、そういった状態に「心が馴れて」しまい、初めて手にした時のような感情が段々と薄れていってしまう状態を、「ヘドニック・トレッドミル現象」と呼ぶようです。
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