ポジティブ心理学 (5)
「うつ病の効果的な治療方法」
ポジティブ心理学の創始者であるM・セリグマン博士が、うつ病の治癒経過を観察した、ターニャの場合(「オプティミストはなぜ成功するのか」講談社文庫)、治療には、抗うつ剤の投与と認知療法の両者が行われた。
最終的には、ターニャは治癒するわけであるが、セリグマン博士が注目したのは、うつ病患者に良く見られる、症状の再発が認められなかったことです。
セリグマン博士は、再発の抑制は、博士が言うところの「説明スタイル」(NLPではリフレーミング)が重要なファクターであると考えている。
これは、うつ病治療の解釈の仕方にもよるが、抗うつ剤の場合、症状を緩和するのは一時的なものである一方、認知療法によるアプローチは、患者自身が何度でも、自分の意思でトライすることが出来、最終的には、新しい物事の捉え方が習慣化し、再発を防ぐ、としている。
最終的に、セリグマン博士は、誰がうつ病になる可能性が高いか、あるいは、誰がうつ病のままでなかなか治らないか、再発するのは誰か、を予測できるとしている。
このセリグマン博士の本は、1991年に刊行されたが、日本国内で認知行動療法が保険適用になったのは、2010年4月のことです。
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