ポジティブ心理学 (1)
世の中、同一の事象に対して、「楽観的な解釈」と「悲観的な解釈」をくだす、2種類の人間がいる。
この「オプティミスト」と「ペシミスト」を心理学的立場から研究し、「ポジティブ心理学」という分野を確立した、マーティン・セリグマン博士。
彼によると、人間の健康状態も、オプティミストとペシミストとで異なると報告している。
- 私達の考え方、とくに健康に関してどのような意見を持っているかによって、健康状態が変わる
- オプティミストの方がペシミストより感染症にかかりにくい
- オプティミストの方がペシミストよりも健康的な習慣を持っている
- オプティミストの方が免疫力がある
- オプティミストの方がペシミストよりも長生きであることが証明されている
(以上、「オプティミストはなぜ成功するか」(講談社刊)1991年)
面白いのは、今から20年も前の本ですが、(長くなるので、詳細は省略しますが)現在の認知心理学やNLPと大きく通ずる部分があります。
本書内で「説明スタイル」と書かれているものを、「信念・価値観」と読み替えれば、十分、今の時代でも通用しますし、面白いことに、対象となる人物の「信念・価値観」を知るのに、その人が話す会話の「言語パターン」を解析しているのは、注目に値すると思います。
本の最後の方には、ペシミストがオプティミストに変身するワークの紹介もあります。
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