キッシンジャー効果
「赤ん坊の脳は天才」
現時点の学説として、赤ちゃんの脳は地球上の全ての言語(言語だけではなく”音”までも)を聞き分けられるとされています。
時間が経つに従うにつれ、その環境故に、その能力は常日頃耳にする母国語に限られてきます。
その時期の目安は生後10カ月。
例えば、生後7カ月の赤ちゃんは、日本人が不得意なものの1つとされる、英語の「r」と「l(エル)」を聞き分けることが出来ますが、生後10カ月を過ぎると両者を聞き分けることが出来なくなる、という現象はよく知られているようです。
言語能力の発達の臨界期は、大体10歳頃とされているので、それより前に第二外国語の発音を聞かないと、ネイティブ並みのスピーカーにはなれないとされています。
米国の元国務長官であったヘンリー・キッシンジャーの発音はひどくドイツ語訛りであったのですが、彼がアメリカに移ったのは12歳の時でした。
このキッシンジャー元国務長官には2歳年下の弟がいたのですが、その弟は全く訛りのない流暢な発音だったようです。
キッシンジャー元国務長官のドイツ語訛りの英語については、自分自身も認識しているようで、「私は外国語を流暢に話す人間を信用しない」という発言もあるようです。
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