「ヤル気」の本体
現時点での科学的な見地では、ヒトのいわゆる「やる気」を出す部位は、脳の中の「淡蒼球」という部位が活性化するかどうかにかかっていると言われています。
ただし、この「淡蒼球」は、筋肉のように自分の意識でコントロールは出来ずに、無意識のコントロール下におかれています。
ですから、いくら「やる気よ出ろ」と念じても、淡蒼球は活性化せずに、いつまでたってもやる気はでてきません。
では、どうすれば、「やる気」すなわち、淡蒼球を活性化できるか?
一番の方法は、「体を動かす」「とにもかくにも、先ず始める」ことです。
私達は、学校などの教育で、人間というシステムの中で、脳が最高位に位置し、その他の体の諸機能は、脳のコントロールに従っている、と刷り込まれていますが、実際は、その逆です。
体というか肉体のコントロールにより、脳の機能を制御できるのです。
例えば、NLPの「アンカリング」というスキルで、体にアンカーを作ることにより、脳の状態を一瞬に変えることはご存知の通りです。
もっと卑近な表現を用いれば、
- 「楽しいから笑う」
のではなく
「笑うから楽しい」
- 「話が面白いから、前のめりになって話を聴く」
のではなく
「前のめりになって話を聴くから、その話は面白い」
- 「やる気が出たからやる」
のではなく
「やるから、やる気が出る」
といったところでしょう。
私などは、ブログの記事を書いたり、メルマガを書いたりしていますが、正直言うと、本当に記事を書くのは億劫で、ついつい後回しになってしまいます。
でも、いざPCの電源をオンにして、一言二言書き始めると、不思議とあっという間に最後まで書き上げてしまいます。
これは、私個人の性向ではなく、脳の持つ一般的な性質で、「クレペリン反応」とか「作業興奮」と呼ばれている現象です。
ですから、朝がどんなにツラくても、先ずは布団から出てカーテンを開けましょう。
データ整理にどうしても気が乗らなくても、先ずは、PCの電源をオンにしましょう。
そうすれば、自然と。。。
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