漫画をさらに面白く見る方法

とある面白い実験があります。

用意するものは、漫画と割り箸(ペン・鉛筆でも可)。

そして、被験者は2通りの方法で漫画を読んでもらいます。

  • 条件1:割り箸を口にただくわえただけの状態で漫画を読む。
  • 条件2:割り箸を歯で噛んで、「ニッ」とした顔の表情にして漫画を読む

これは、有名な実験らしく、実験の結果は、条件2の方が、同じ漫画であっても「面白く感じる」そうです。

この差は何に起因しているのでしょうか?

ここで、言葉だけでは説明をするのはチョット難しいのですが、

  • 割り箸を加えただけの顔の表情 → ションボリした表情
  • 割り箸を噛んで「ニッ」とした顔の表情 → 笑っている表情

といった具合に、割り箸のくわえ方により、顔の表情に差がでてきます。

この顔の表情を作る筋肉の情報は、脳にも伝えられますから、この情報を元に脳は勝手に、「この漫画は面白いぞ!!」と解釈してしまうとの事。

これは「自己知覚」と呼ばれる現象で、体の状態に脳がつられてきてしまうそうです。

よく、「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」という言葉を聞きますがが、これは本当の事なのでしょう。

今回の場合は、「面白いから笑うのではなく、笑うから面白いのだ」といたところでしょうか?

ですから、気分が落ち込んでいる時や、やる気がない時は、無理をしてでも「笑顔を意図的につくる」のがいい、ということになります。

そうすることにより、そのうち、脳が「勘違い」して、本当に楽しくなってくるのでしょう。

自己知覚

脳が体の状態を手掛かりに、心の状態を(都合よく)推測すること。

より実践的な例として、NLPのアンカリングがこれにあたるでしょう。

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