NLPコーチング:パワフルな質問の方法 (4)
クライアントの無意識の制限を見つける (1)
NLPのスキルを使ったコーチングでは、セッションの最中、クライアントの会話をよ~くカリブレートすると、クライアントの持っているビリーフ・制限を見つけることが出来る場合があるかもしれません。
- クライアントが単なる意見を、あたかも真実であるかのように述べる。
- クライアントが他人の意見を、(自分でも気付かず)自分の意見のように述べる。
この場合、クライアントはいろいろな事象を自分の価値観ではなく、親、教師、同僚、会社の上司など、他人の価値観を基準にしている可能性があります。
- クライアントの発言の中に、「比較」を示す単語が含まれている。
「より良い」「より悪い」「悪い」「良い」「よりやさしい」など。
不適切な比較や、非現実的な比較はクライアントの人生を制限する可能性があるでしょう。
例えば、子供の頃に憧れたヒーロー、あるいは尊敬する上司や先輩と自分を比較することにより、訳もなく落ち込んだり、やる気をなくしたり、自分には実力がないと感じたりします。
- 「明らかに」「明確に」「当然のように」「絶対に」といった副詞を用いる。
クライアントが、「明らかに、○○は・・・です。」とか「○○は絶対に・・・です」といった場合、クライアントにとっては明らかで絶対的かもしれませんが、だからといって、それが事実であるとは限らないかもしれません。
- 過度の一般化
「いつも」「決して」「みんな」等、あたかも例外がないこと示唆する言葉をクライアントが使っている。
クライアントが過度の一般化をする時には、多くの場合、クライアントの思考を制限するビリーフ(リミッティング・ビリーフ)があることを示す手掛かりになるでしょう。
上記各例のように、クライアントの中に自分を制限するビリーフがあると判断したら、セラピスト・クライアントは、適切な質問をクライアントに投げかけます。
例えば、一般化に対しては、例外も(もしかしたら沢山)あることを気付かせる質問を投げかける。
(俗に言う、「ビリーフ・バスターズ」)
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