ビリーフの中身もお国柄

NLPのコースに参加すると必ず出てくるのが”ビリーフ(信念・価値観)”の概念です。

交流分析(TA)の禁止令・ドライバに共通するものがあるかもしれません。

例えば、

「頑張って、努力して得られたものでなければ受け取る資格はない」

がビリーフの1つの例です。

このようなビリーフを持っているいる人は、ゴール(アウトカム)を手にするのに、非常に手間と時間が掛かるでしょう。

NLPを教える団体によっては、サラッとした説明で終わる場合もありますし、別途、ビリーフ・チェンジ専門のコースを開催しているところもあります。

さて、個人の行動を規定しているビリーフですが、この地球上でその地域に住む人々に共通のビリーフというものもあるようです。

ビリーフはある意味、遺伝性のものなので、親から子へ、子から孫へと代々伝えられるものもあります。

とある資料によると、北ヨーロッパでは、「一生懸命働かなければ、あなたは得るに値しない」という共通のビリーフがあるようです。

これは、「痛みがなければ得るものはなし」というビリーフをローカライズしたものでしょう。

日本にも、「努力」という言葉が額縁に飾ってあったり、「石の上にも三年」という言葉がありますが、これは、上記に類するという見方もできるかもしれません。

これらは、日本の美徳とされてきましたが、ここでメタ・モデルの質問です。

  • 成果を得るために、努力が大切だと誰が決めたのですか?
  • 「何故」成果を得のに、3年待たなければならないのですか?

    (通常、「何故」で始まる質問は、良くないとされていますが、ここでは、「三年辛抱する」ということに根拠がないことに気付くためにあえてつかいました))

一方、ラテン文化圏の人々には、上記とは反対に、

ゴールに多くの努力を要するものは、実はそれは本当に必要なものではない

というビリーフを持っているのが一般的なようです。

ラテンアメリカの人々のあの陽気なキャラクターは、このような代々受け継がれたビリーフのおかげなのでしょう。

このようなビリーフにチェンジできれば、だいぶ生き易くなるのではないでしょうか。

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