ひきこもり
本日の朝日新聞にひきこもりについての記事がありました。
調査内容の詳細は、新聞の記事に譲るとして、記事に対する私の感想です。
果たして、本人が引きこもりに至った経緯はどういったものなのでしょうか?
その本人が発しているメッセージは何なのでしょうか?
本人も生まれた当時から引きこもりであった筈がなく、快活な子供で、遊びに夢中であった時期が必ずあったと私は考えます。
NLPの前提にこんなのがあります。
「人はその時に取れる行動で最良の選択をしている」
「環境や他人を変化させるよりも、自分が変化する方がはるかに容易である」
そう、ひきこもりという状態は、現在の本人にとってはベストな選択なのです。
家族や、古い心理学しか学んでいないカウンセラーは、必死になって原因を探し、その原因さえ潰せば、引きこもりは解決すると考えますが、NLPは原因には目を向けません。
たとえ、原因を探しても、これでもかという程の数が出てくるでしょう。
一方のNLPは原因ではなく、解決に目を向けます。
過去はもう、終わった事なのです。
私だったら、「アズ・イフ フレーム」や、もっとシンプルに、「あなたは、本当は何をしたいの?」の質問を使うかな?
本人の意識の焦点を解決、あるいは未来にあてます。
ただ、そこに至るには、ラポールを築いたり、未解決の問題を終了させたり、情報収集したりと、イロイロ手間は掛かりますが。。。
最後に、記事にあった、某大学教授のコメントが、ある意味印象的でした。
もう、メタ・モデルのオンパレードです。
「コミュニケーションが苦手で集団場面になじめない人が社会の片隅に追いやられる様子がうかがえ、そこに向けた対策が必要だ」
- 「コミュニケーション」「集団場面」て何? → 「名詞化」
- 「~が社会の片隅に追いやられる」 → 「一般化」「歪曲」
- 「そこに向けた」 → 「そこ」て、具体的にどこ?(「不特定名詞化」)
等
一見すると、何とはない文章ですが、よ~く見てみると、何を言っているのかサッパリ分からない文章です。
ひきこもりの問題は、NLPのみならず、家族全体を1つのシステムとして考える、家族療法も有効ではないかと考えます。
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