エリクソン催眠:カリブレーションの上達法
ミルトン・エリクソンは、観察(カリブレーション)という事を非常に重要視していたので、トレーニングは観察能力を高めることに力を注いだ
例えば、
- 運動場で遊んでいる子供たちを観察して、誰と誰が一緒に遊ぶようになるか、そして、次には何をして遊ぶか予想する
- 何かをしているグループ(例:喫茶店等で雑談をしている団体)を観察して、誰が最初に出て行き、誰が次に話すか予想する
等などである。
これらの練習方法は、特別なものではなく、電車の中など、誰でも何処でもできるものである。
エリクソンは、「観察というものはアルファベットを学ぶようなものだ。誰でも、幼い頃にアルファベットを学んで、新しい使い方を一つ一つ学んで積み重ねているのです」と語った。
彼が、聞いたこともないような、一見、一見すると出鱈目ななアルファベットの羅列のような、とある単語の意味を知っているか、と尋ねた。
知らないと答えると、エリクソンは「調べなさい」と言った。
エリクソンが言わんとしているのは、かすかな手掛かりに習熟するのに近道はないということだ。
実際に経験を積むことが重要なのである。
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