エリクソン催眠:コミュニケーションの技法
ミルトン・エリクソンは、クライアントのクライアントの発するかすかな手掛かりを使って巧妙にコミュニケーションを行った。
彼は、しばしば床の方に向かって逸話を話して、プレッシャーを与えないようにして、辺縁視野でクライアントの様子を観察した。
この技法の1つに、クライアントは自分の内なる対話として受け取ることが出来るということがあった。
また、グループに話しかける時は、特定の人に向かって、あるメッセージをはっきり伝えるために、声の位置を変えることもあった。
また、エリクソンは、外で車の騒音がしている時などでも、声を大きくしたりはしなかかった。
多くの話し手は、そういう時は声を大きくして、かえって聴き手に外の騒音に注意を向けさせてしまう。
声を大きくしないことで、聴き手が騒音に気が付かないでおくようにするのだ。
これは、古典的な催眠の陰性幻覚現象とよく似た反応である。
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