ミルトン・エリクソン:観念運動の読み取り

エリクソンは、自分の横を通り過ぎた自動車が交差点で、右に曲がるのか、左に曲がるのか、言い当てることが出来ると話していた。

その理由は、自動車の運転手が自分では気付かないうちに、曲がろうとする反対の方向に、無意識的に自分の体を動かすことによってサインを送っている、ということらしい。

これは、人間の観念運動 (ideomotor)行動を示す一つの例である。

人間の体の動きというものを考えてみれば、私たちはしばしば意識下でわずかに動いているものである。

エリクソンは観念運動行動を読み取り、利用することにとても卓越していた。

しかしながら、ほとんどの人は、このかすかな手掛かりを見逃してしまう。

その理由は、そのことを知らないためか、トレーニングが足りないためか、他の事に夢中になっているためか、その中には有用な情報がないと考えているためである。

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