呼吸で感情や思考をコントロールする (1)
癇癪や不安、衝動的な行動、落ち着きのなさ、不眠、集中力の欠如などは、脳が心とうまく結びつかなっなった時に生じる、ありふれた症状です。
そして、とても簡単な呼吸法が、これらの症状に効果的なようです。
脳の活動と同じで、呼吸も人のおこない全てに関係があります。
呼吸は生きていくのに必要不可欠なものであり、瞑想などとも関係しています。
呼吸の目的は、空気中の酸素を肺の中に取り込み、肺の中で酸素を受け取った血液が、体中の全ての細胞に酸素を運ぶことです。
呼吸には、二酸化炭素のような老廃物を吐き出して、体内環境を健康に保つ働きもあります。
体の全ての細胞は、正しく機能するために酸素を必要とします。
特に、脳細胞は酸素の欠乏に敏感で、酸素の供給が阻められると、4分以内に死に始めます。
脳内の酸素濃度がわずかに変化するだけで、人の感じ方や、ふるまいに変化が生じることがあります。
人は腹をたてると、呼吸は浅くなって、呼吸数が著しく増加します。
この呼吸のパターンは効率が悪く、腹をたいいてる人の血中酸素濃度は低くなるのに対し、有害な二酸化炭素などの老廃物の産出量が増加します。
その後、酸素と二酸化炭素のバランスが崩れて、いらいらや衝動性、混乱、間違った判断を引き起こす、という訳です。
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