心臓病と心理療法

現代において、死亡の重要要因の一つとして、心臓病などがある。

そうしたものにおいてもNLPの介入が有効な場合がある。

心臓の外科手術の結果を予測するのに、心が少なくとも手術そのものと同じくらいに重要な要因となることを示す証拠がある。

1958年、新しい心臓外科手術の効果を評価するために、ある研究が行われた。

それ以降、外科手術は完全に無益だと証明され続けているが、この研究において患者にもたらされた効果は顕著であった。

患者は手術前、全員に今回の手術は多分役に立つであろうという説明を受けていた。

実際に今回の研究に協力した17名の患者のうち、

  • 10名には著しい改善が認められ、薬の服用量もその後数週間、1/3に落ちた。
  • ただし、興味深いのは、手術を受けたのは、17名中8名にすぎなかった。
  • 残りの9名は、ただ皮膚を切開して、何もせずに再び縫合しただけだった。
  • この9名のうち、5名は、術後かなり具合がよくなったといい、薬の服用は1/3に減っている。

この結果を聞いた医師団は不信を表明したため、改めて、別の手術チームが同様の研究を行った結果、前回以上の好結果が得られてしまった。

心理学者のヘンリー・ベネットは数百に及ぶ研究を収集し、手術前に患者に対して心理的な処置を施すと、手術の結果や術後の経過が顕著に変化することを報告している。

医師が話す内容をほんの少し変えるだけで、鎮痛剤の必要性が減り、失血量も減って、医学的に困難な状況が少なくなる。

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