ガンの心理療法
アメリカにおける研究によると、ガン患者に対する心理療法は、リソースを活かして反応する方法を学ぶことにより、ガン細胞と戦うT細胞の割合を高め、その活動を活性化することが出来るという。
しかも、短期療法におけるこうした改善は、心理療法を受けたあとも、長期間(場合によれば半年後まで)継続する。
20世紀、米国のガン治療専門家は、心に身体を癒す力があることを再発見した。
テキサス州ダラスのカール・サイモントンとステファニー・サイモントンはガン治療における心の力を証明した最初の研究の著書の中で述べている。
サイモントン夫妻は西洋医学的には不治とされたガン患者159名(平均余命は12カ月)とワークに取り込み、2年後、そのうちの14名はガンの痕跡が全くなくなり、29名は病巣が安定あるいは退縮し、ほとんど全員が「限度」とされた12カ月を超えた、はるかな長期間存命したと報告した。
割合にすれば、10%の患者が完治し、20%の患者の治癒に改善が認められたのである。
治療には
- バイオフィードバック
- 視覚化
- エクササイズ
- 目標設定
- 内的葛藤の解決
- 怒りの開放
- 家族の支え
などを組み合わせて使い、治療が成功したのは精神神経免疫学が基盤にあったからだとしている。
一方、上記の短期療法とは相対をなす、長期にわたる問題志向の心理療法は、ガンのようなケースを生き延びようとする場合にはマイナスの影響を与えるようである。
これについて、いくつかの研究がなされたが、考えようによっては、何年もの間、週に一度、人生の具合の悪い点について詳細に話し合うことは、確かに健康的ではない。
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