無意識の学習:第6感なるものは存在する?

第6感(Sixth Sense)というと何やらオカルト的な存在のように聞こえますが、今回はあくまでも “無意識領域の学習” から生み出される自分達の直感とかそういう類のものです。

資料は以下の論文。

“Yes, You Have a Sixth Sense, and You Should Trust It”

https://www.psychologytoday.com/blog/long-fuse-big-bang/201504/yes-you-have-sixth-sense-and-you-should-trust-it

例えば、ここに二枚の写真があり、一方は演技による ”つくり笑い” そして、もう一方の写真は本当の心からの笑顔の写真だとしますが、多くの人は、その二種類の写真を区別することが出来るのではないかと思います。

そうして判別した理由を尋ねると、多くの場合、

「目が笑っていない」

となるのではないでしょうか?

当然、人間の体を考えた場合、”目が笑う” ということはあり得ず、実際には目の周囲の様々な微小な筋肉が喜びの感情によ収縮し、目の周囲に独特の変化を作るのですが、普段何も気にしないでいると、人はその変化に気が付きません。

そして、これらの本当の笑顔を作る筋肉は自分の意思で動かすことはできないので、”つくり笑い” の場合は自分の意思で動かすことが可能な口の周囲の筋肉を吊り上げることにより、”笑顔を作ったつもり” になります。

具体的な例としては “目尻の皺” です。

本当の笑顔には目尻に皺ができますが、その一方で、楽しくも何ともないのに自分の意思で目尻の皺を作ることは相当に困難かと思います。

以上、かなり難しい事を書きましたが、日常的に人と接していると相手の笑顔を “一瞬” で判断してしまいますが、その判断方法は学校で習った訳でもなく、本人も意図して日常的に練習などしていないでしょう。

あるいは、繁盛して人が沢山いるレストランなどの中で、目をつぶっても少し先から人が近づいてきて、自分の脇で何かを喋っているのに気が付きますし、同様に、目をつぶっても左右のどちらに主たる音源があるのか判別ができます。

こういった一連の認知は、今までその人が生きてきた日常生活における、”意識していない(あえて意図していない)脳の学習の成果” であり、脳の無意識領域における学習により得られた結果であると考えられます。

あるいは、異性のパートナーに対面した場合、目の前の二人の異性のうち、”どちらが自分にとって魅力的か” というのも一瞬にして判断が出来ます。
(それが正解かどうかは不明ですが。。。)

こういった、無意識の学習というものは、例えば非常に単純な例として、毎日のように目にする、

「一台の車が目の前を通りすぎる」

といった場面を考えた場合、本人はその目の前を通った車にすら注意を払ってなくても、無意識の領域では、その車の外観を “見て” おり、車が近づいてやがて遠ざかっていく際の音の変化を “聞いて” おり、記憶領域へと送り込み処理を行います。

こういった経験を積み重ねることにより、例えば詐欺師に会った場合、その人物が語る内容は確かに理論的で非の打ちようがないけれども、

「何となくアヤシイ」

という判断にも無意識の学習が役立っているのかもしれません。

スポンサーリンク
[スポンサーリンク]
[スポンサーリンク]
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
[スポンサーリンク]