イメージの力によるアスリート能力の向上

「イメージ・トレーニングの効果の一例」

アスリートのパフォーマンスの向上において、イメージ・トレーニングは世界各地で行われている研究により、大きな効果を及ぼすことを示唆する結果が得られているようです。

例えば。。。

アメリカ航空宇宙局(NASA)で研究員として勤務していた経歴を持ち、その後、カリフォルニア州バークレーにあるパフォーマンス科学研究所の所長を務めたチャールス・A・ガーフィールド博士によると、旧ソビエト連邦では、イメージ・トレーニングと肉体の運動能力との関連性についてかなり詳しく研究していたと言います。

ある研究では、世界でも第一級のレベルにある選手たちを集め、その集められた彼ら・彼女らを4つのグループに分けました。

  • 最初のグループは、練習時間の100%を実際の身体を使った練習に使う
  • 二番目のグループは75%を身体練習に、残りの25%を、それぞれの種目での正確な身体の動きや、達成したい成績を頭の中でビジュアライズする(イメージする)ことに費やした
  • 三番目のグループは、身体練習とイメージトレーニングを50%ずつに
  • 最後の四番目のグループは25%を身体練習に、75%をイメージトレーニングに割り振りました

そして、これらの比較検討で、どのような結果が得られたかというと、1980年にニューヨーク州で開催されたレイク・プラシッド冬季オリンピックにおいて、四番目のグループが最高の成績を示し、それに続いて、三番目 -> 二番目 -> 一番目という具合で成績が得られました。

即ち、今回の実験においては、通常の身体トレーニングのみのグループが最下位の成績を示したのです。

世界各国の選手やスポーツ研究者と数え切れないほどのインタビューを行ってきた、ガーフィールド博士が言うには、旧ソビエトでは、(当時は)すでに多くの選手強化プログラムに高度なイメージトレーニングのテクニックを採用しており、筋肉を動かす神経細胞が発する一連のプロセスにおいては、頭の中にあるイメージそのものが重要な役割を果たしていると考えていたようです。

また、オーストラリアの心理学者のアラン・リチャードソンも、バスケットボールの選手で同様の結果を得たようです。

リチャードソンは選手を3つのグループに分け、フリースローの能力を測定しますた。

彼の場合も、上記の実験同様

  • 最初のグループは、一日20分間、実際のフリースローの練習をするように指示
  • 二番目のグループには、何も練習はしないように指示
  • 三番目のグループには、一日20分間、自分が完璧なフリースローをしているイメージを頭の中で描くように指示

その結果、当然予想されることですが、二番目のグループは全く改善が見られませんでした。

そして、三番目のイメージ・トレーニングを行ったグループは23%の成績の向上が認められ、これは、一番目のグループと、ほぼ同様の成績を示しました。

言い換えれば、「頭の中で思い描くだけで、実際に、身体的トレーニングを行った場合と同様の練習の効果が得られる」という、擬似科学あるいはオカルト的な考えに片足を突っ込んだ実験の結果と言うか、現実があるようです。

さらに言うと、とれはどこかの記事で読んだ記憶なのですが、筋肉の運動は既述したように、脳を起点とする神経細胞を電気信号により制御されているというのが現代の「常識」となってますが、もの凄く速い・激しい運動の場合、神経細胞上を伝わる電気パルスの速度では、これらの筋肉の動きを制御するには遅すぎて、現代生物学の謎の一つとなっている模様です。

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