催眠を用いて全米ライフルチームを鍛える

現代催眠の祖であり、NLPのミルトン・モデルのモデルとなったミルトン・エリクソン博士。

彼は、精神疾患の分野だけに及ばず、様々な分野に顔を出しています。

例えば、米軍の上級射撃チームのコーチは、催眠に関する本を読んで、催眠を用いたら自分のチームの成績が向上するのではないかと考えたのです。

そのコーチのチームはサンフランシスコの射撃大会に参加し、それからエリクソン博士のいるフェニックスににやってきました。

コーチはエリクソン博士に、催眠を使って、国際競技大会でロシアチームに勝つようにトレーニングできるかどうか尋ねました。

それに対してエリクソン博士はこう答えました。

「私はライフルを今までに2回だけ撃ったことがあります。ティーンエイジャーの時でしたけど。私は銃口と台尻を知っています。ライフルについてはされが私の知っている全てです。さて、射撃手たちは、銃については知り尽くしています。私は医者で、身体については知り尽くしています。あなたのチームを訓練してさしあげましょう。選手は既にライフルについての知識は持っているのだし、私は医学を知っているのですから」

一介の精神科医がライフルチームのトレーニングを請け負ったのです。

トレーニングの詳細は不明ですが、概要としては、選手が銃口を標的に合わせる際に、ライフルの標準を、あえて標的の上下左右に動かす一方で、自分自身の体感覚に注意を集中するように指導します。

そして、その体感覚が「まさによい瞬間」に引き金を引きます。

その瞬間に至るまでの言葉は、古典催眠のインダクションに似ています。

(以下、「私の声はあなたとともに」(シドニーローゼン 編)より引用)

「さあ、地面に足の裏をつけると、足の裏が心地よく感じます。それから、あなたの足首が心地よくなってくるのが分かります。あなたのすねが心地よくなってゆき、あなたの膝、腰、胴体、左腕、引き金にかかっている指、肩に当たって銃床も心地よくなってゆきます。まさに心地よい感じを味わいなさい」

結果としては、この射撃チームはモスクワでロシアチームを初めて打ち負かしたそうです。

以前、別の本で、カリスマコーチとして有名な人物が、やはり米軍の射撃チームをトレーニングしたという記述がありましたが、こういったメンタルトレーニングによって、その分野でもズブの素人であっても、ちゃんとトレーニングを実施し、結果を出せるようです。

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