オバマ大統領が使ったNLPテク (6)

オバマ大統領のスピーチには、エリクソン催眠をはじめとした、様々なNLPのテクニックが使われていることを解説したレポート

「An Examination of Obama’s Use of Hidden Hypnosis Technichs in His Speech」

の解説の続き。


何度かペーシング・ステートメントを繰り返し、相手のクリティカル・ファクターの防御力を弱めた次の段階は、リーディング(leading)である。

リーディングにより、相手の無意識領域に命令(command)を送り込むことになる。

このリーディングは、通常、リンク・ステートメントと呼ばれる形で、会話の中に用いられる。

具体的には、ペーシング・ステートメントの後に続いて、

“and”, “as”, “because”, “that is why”

といったような「接続詞」を用いて、相手の無意識に送りたいフレーズを述べる。

上記に挙げた、4つの接続詞は、and < as < because < that is why の順番で強力さを増す。 オバマ氏の演説にある "We need change...and...that is why I will be your next President" というフレーズは典型的な「ペース&リード」の一例である。 "we need change" というフレーズには、誰も異論を持たないであろう。 たいていの場合、問題が生じた時には、変化というものは、いずれにせよ避けられないものだ。 ただ、実際に変化が起きたり、我々が変化を必要としているとしても、これらの間と、次期大統領にオバマ氏以外に適任者はいない、と いう事とは絶対的な正当性はない。(関係性が見当たらない) 同様のことが、演説の中で、現在のアメリカの経済が悪いこと、政府の状態が悪いこと、を述べた後、続けて "and that is why I want to be your next President" というフレーズにも言える。 問題の存在と、次期大統領がオバマ氏になることとは関係性がない。 オバマ氏自身も、自分のスピーチが、ハーバード大学出の弁護士同様、理論的に欠陥があることは知っている。 しかし、ペーシング&リーディングという催眠の言語パターン、相手にとって「絶対的な事実」を述べる間に、相手の無意識が理解できる形でメッセージを「すべり込ませる」ことができる。 「我々には変化が必要だ」という主題はどこかにいってしまい、いつのまにか、「我々にはオバマ大統領が必要だ」にすり替わってしまったように、リンク・ステートメント(linking statements)は、その前後の内容・関係性がどうなのか、はあまり重要でない。

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