明らかに偽薬であっても医者から渡されれば効果が出る?

もう、ず~と前になりますが、お医者さんが処方する医薬品の開発に当たっては、その効果が偽薬効果(プラシーボ効果)ではないことを臨床データから科学的に証明しなければならないことをお話したかと思います。

例えば、単なる小麦粉を固めた錠剤であっても、お医者さんから「これには鎮痛効果がある」と言って、患者に渡すと、本当に患者の痛みが消えてしまう、といった現象です。

この偽薬効果(プラシーボ効果)は、医療関係者なら誰でも知っている事実なのですが、あえて誰も口にしません。

ところが。。。

2010年、ハーバード大学医学部のテッド教授が行った、過敏性腸症候群(IBS)患者を対象とした試験において、テッド教授は患者に対して、「これは偽薬で、IBSに効果のある成分は含まれていませんが、それでも、”効果がある”と思って飲んでみてください」と伝えて、錠剤を渡しました。

そうすると、驚くことに、偽薬でも効果があると”信じて”服用した患者のグループは明らかに症状が改善する傾向が見られた、と発表しました。

対照となる、何も治療的な処置をしなかったグループには、何も変化が認められなかったようです。

この結果は、医者や製薬企業のビジネスの根幹に関わるデータなので、かなりの話題を呼んだでしょう。

現在のところは、このデータについては限定的で、さらなる調査が必要という状態で収まっているようです。

しかしながら、患者としての立場から見ると、全く副作用の無い、小麦粉の固まりが自分の病気に効くとなれば、こんな朗報はないでしょう。

加えて、偽薬は安価です。

このデータを発表したテッド教授は言います、

実際のところは何の効果もない偽薬が細菌を殺したり、ガンを治したりする効果があるとは思いません。

しかしながら、患者の気の持ち方次第で、病気の症状が改善するケースもあると、改めて実証されたのではないでしょうか?

患者自身の気持ち次第で、重要な病気の症状に対して効果があるかもしれません。

テッド教授は、恐らく心理学についての造形は、あまりないと予想されますが、まさに

「病は気から」

「信じる者は救われる」

の世界でしょう。

心理学的な視点からみれば、

クライアントが信じている内容が、クライアントの現実を造りだしている

という考え方の一例になるのではないでしょうか?

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