脳内麻薬-エンドルフィン

モルヒネや大麻などの麻薬など、自然界に存在するものの、現代社会においては所持しているだけで、違法・逮捕されてしまいますが、実は、人間の脳内ではこれらの物質よりもはるかに強力な麻薬様物質が合成されることが分かっています。

これらの物質は、痛みを和らげるだけでなく、幸福感をももたらすことが分かってきました。

例えば、どこかで聞いたかもしれませんが、マラソン選手などが時折感じる「ランナーズ・ハイ」という現象もこれに起因しています。

実際にランナー達の血液中のエンドルフィン濃度を測定したところ、濃度の上昇が認められます。

先程、エンドルフィンには強力な鎮痛作用があると書きましたが、どこかで聞いたか読んだかでメモっておいた強烈な例を1つ。

アメリカのある精神科医は、マラソン愛好家で、マラソン大会に出場すれば必ず完走するのが自慢の1つでした。

そして、あるマラソン大会に出場した際、とんでもない出来事に見舞われることになります。

スタートして間もなく、他の選手がまとっていた、防寒のためのプラスチック製の衣服に足を取られ、道路に膝から転んでしまいました。

彼は、すぐに起き上がって走り続けました。

自分の身に何が起こったか気が付きもせずに。。。

その後、距離が長くなるにつれて、彼の足取りがおかしくなりはじめ、30キロ地点を過ぎたあたりでは、膝が膨れ上がって動かなくなってしまいました。

そして、足の様子を診断してみると。。。

大腿骨が骨折していたことが分かったのです。

普通の状態であれば、足が地面を蹴るたびに耐えられないほどの激痛がはしる筈なのですが、彼は全く気付かなかったと言いました。

これも、エンドルフィンが多分に影響していると考えられます。

この脳内で生合成されるエンドルフィンは、脳-脊髄関門を通過できないので、体外から血管内に注射しても、脳内に到達できません。

脳内で合成されるしかないのです。

そんな、脳内麻薬をある方法で合成を促進させる例を、私は1つだけ知っています。

それは、このブログでも書いた、ミルトン・エリクソンによる、メタファーを使った暗示の症例です。

エリクソンのメタファーにより、その時、ガンの疼痛を抑えるために多量に投与を受けていたクライアントは、鎮痛剤の私用量が激減したとの事です。

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