NLPコーチング:パワフルな質問の方法 (6)

クライアントの無意識の制限を見つける (3)

セラピスト・コーチングのセッション中に、クライアントとの会話からクライアントの制限・ビリーフを垣間見る例の続きです。

「読心術」

クライアントは根拠もなしに相手の考えは分かっていると思い込んでいるケースです。

会話例

  • 「なぜ彼はそんなに恩知らずなのでしょうか?」

    → 彼は恩知らずである

  • なぜ彼女は何一つきちんと出来ないのでしょうか?

    → 彼女は何もきちんと出来ない

  • 上司は、私のことを快く思っていないに違いない

こういった場合には、セラピスト・コーチの方から、どのような事実からクライアントがそのような考え方を持つようになったのか質問するのが効果的でしょう。
(いわゆる”ビリーフバスターズ”)

また、ケースによっては、複数の思い込みが会話の中に埋め込まれている場合もあるかもしれません。

「私はみんなから嫌われている」

  • 「みんな」→ 一般化
  • 「嫌われている」→ 読心術

日常生活、特にサラリーマンのハウツー本の中でよく出てくるフレーズにある

「どうして、ヤツは会社の仕事に対して前向きでないんだ!!」

も読心術の1つに分類されるでしょう。

そして、思わず笑っちゃうのは、この短いフレーズの中には沢山の制限的思考を示唆するフレーズが含まれています。

チョット考えて見ると。。。

  • 「会社の仕事」というのは、具体的にはどういった業務ですか?
  • 「彼が前向きでない」ということは、どういった事実を元にしているのですか?
  • 「仕事に対して前向き」であるというのは、あなたにとって、具体的にどういった行動なのですか?

多分、日本のサラリーマン管理職の大部分が、口に出したり、あるいは、心の中で同じような台詞を話しているんじゃないかと思います。

日本の会社の場合、部下は上司を選べませんし、上司は部下を選べませんが、こういった上司の下についた部下は大変でしょうネ。。。

あとは、学校の先生や、親が子供を叱る時の台詞でよくあると思うのが、

「どうして、あんたはいつもそうなのっっ!!」

でしょうか。

子供の場合は、まだ十分な判断能力がありませんから、これらの台詞をもとに、交流分析でいうところの、自分の「人生脚本」を作り上げてしまう可能性があるかもしれません。

先生や親は、子供に投げかける言葉には十分留意する必要があるでしょう。

このような例を改めてみると、「どうして」とか「なぜ」で始まる質問のパターンは、相手からパワーを失わせる質問であることが分かるんじゃないかと思います。

やはり、相手に投げかける質問は、「何」から始めるように組み立てるのがパワーを生む質問となります。

通常のコーチングに加えて、さらに、NLPのスキルを意図的に使うことにより、クライアントが望む結果をより得やすくなるようにサポートできます。

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