視線解析で記憶力アップ

NLPのスキルの中に「アイ・アクセシング・キュー」というものがあります。

クライアントの見る視線の方向から、クライアントの内面で起きている事象の手掛かりとするものです。

さて、このアイ・アクセシング・キューでは、クライアントが視覚を用いて思考している場合、目が上方に引き上げられるとされていますが、さらに進めて逆に考えると、そういう位置に視線を目を動かすと視覚化を促進出来るかもしれない。

特に左上を見上げると、大抵の人は以前目にしたイメージを想起しやすくなるので、左上を見ながら暗記をすると、暗記の能力は上がるかもしれない、と考えた人がいました。

実際、これに関する実験がカナダのモンクトン大学で行なわれました。

実験の内容は、被験者を44名選び、無作為に4つのグループに分けます。

そして、コンピュータにより作られたデタラメな文字の文字列を暗記するように指示します。

内訳は、

Aグループ
 左上を見上げながら各単語を視覚化して暗記する

Bグループ
 右下を見下ろしながら各単語を視覚化して暗記する

Cグループ
 目の位置は指示せず、ただ視覚化して暗記する

Dグループ
 日常の勉強と同様の方法で暗記する

というものでした。

結果は、左上を見上げること(視線解析では想起的視覚)によって綴りに必要な単語の想起力が上昇し、その効果は単に視覚化するよう指示された場合の約2倍という結果が得られました。

一方で、右下を見下ろすこと(視線解析では体感覚へのアクセス)によって単語の視覚化力が損なわれることが分かりました。

さらに面白いのは、暫く時間を置いて記憶力の確認のテストを行ったところ、Aグループでは数字が変わらず、他のグループ、特にDグループの数字が15パーセント以上落ち込んだようです。

これは、普通の暗記学習につきものの落ち込みに相当します。

実は、これと同じような実験を自分でもやってみました。

とある本に書いてあった内容で、20個の前後の意味脈絡のない単語を、その順番とともに正しく記憶するという内容です。

この場合、バナナなら「バナナ」という単語を記憶するのではなく、バナナの「絵」を記憶するようにします。

この時は、アイ・アクセシング・キューは特に使わなかったのですが、たった10~20分の作業で、20個の単語を順番も間違えずに記憶することが出来ました。

また、その記憶時間も2ヶ月以上経過した今でも、間違わずに書き出すことが出来ます。(←49歳の私でも!!)

この問題は、脳の特性として、人の記憶力向上にはイメージが重要な役割を果たしていることを示唆していると考えられます。

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